名称
黄金山神社

- 式内論社
- 陸奧國小田郡 黄金山神社
- [社格]
旧 県社
御祭神※
- [主神]
金山毘古神 天照皇大神 猿田彦命
- [配祀]
軻遇土神 月読命
口伝 全1件
平均評価(1件中): 2.5
- 投稿日:訪問日:評価:2.5“国史跡 黄金山産金遺跡と黄金山神社(「わくや万葉の里」説明板より)”
国史跡 黄金山産金遺跡と黄金山神社
涌谷は、日本で初めて金(砂金)が採れた所である。それは奈良時代、聖武天皇に よって東大寺の大仏が建立されていた時のことである。
大仏は銅で鋳造した後鍍金する金銅仏であった。だがこの鍍金用の金が不足し、 大仏の完成が危ぶまれていた。そこへ天平21(749)年、涌谷から日本で初めて産出し た砂金900両(約13Kg)が、陸奥国守百済王敬福によって献上された。この砂金によっ て大仏は無事完成したのである。
このできごとは世の中を大きくわかせ、聖武天皇は年号を天平から天平感宝へと 変え、大伴家持は初産金を祝して歌を詠み、万葉集に残した。
黄金山産金遺跡は、発掘調査によって奈良時代の建物跡が発見された。この建物 は、産金を記念して建立された六角円堂と推定されており、天平産金の重要な関連 遺跡として、昭和42年国史跡の指定を受けた。
一方黄金山神社の歴史は古く、初産金のあった天平21(749)年、砂金が採れた山に 神社があったことを示す記録がある。この神社が涌谷の産金と深い関わりのある黄 金山神社で、後に国の官社となった。その後砂金の枯渇とともに朽ちたが、江戸時 代に沖安海によって再興され、現在も人々の信仰を集めている。
かつて砂金を採った地域は、箟岳丘陵一帯と考えられている。今でもこの丘陵の あちこちの沢から採れるわずかな砂金が、古代の栄華を現代に伝えている。
祭り・行事一覧(2023年度)※
時 期 | 内 容 |
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1月1日(日) | 歳旦祭 |
2月17日(金) | 祈年祭 |
9月14日(木) | 前夜祭 |
時 期 | 内 容 |
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9月15日(金) | 例大祭 |
11月23日(木) | 新嘗祭 |
鎮座地※
〒987-0121