名称
安國寺

[宗派]
御本尊※
- [宗派]
釈迦牟尼佛
口伝 全1件
平均評価(1件中): 3
- 投稿日:訪問日:評価:3“三河国太平山安国寺略縁起”
三河国太平山安国寺は、暦應二年(西暦1339年)、室町幕府の征夷大将軍であった足利尊氏及び直義が、国分寺、国分尼寺の例にならい、全国68か所に建立した寺院の一つで、開山は夢窓疎石禅師で建立当初は京都西山の等持院を本山とする臨済宗でした。
室町幕府が滅びて後、幾度か戦火に遭い、ことごとく灰燼と化し大破しましたが、境内は良く残り、寺伝には「東西十町四方ありと…」記されております。
また、「当時、寺には住職無く荒れるに任せ、戦国乱世の頃は武人が隠れ住み、読書をもって自養せり」とも伝えられております。
徳川時代、将軍家綱の万治年中(西暦1658~1661年)に曹洞宗に転派し、以後、中興開山七代法雲閑察大和尚は住職する事五十年に及び学徳あり、その名高く村中の男子は、ことごとくその筆子であったと伝えられております。
特に当時の額田郡坂崎村の領主「大久保彦左衛門忠経」は帰依すること篤く、寺のよそおいを新たにしました。
現存する本堂は当時の建物(平成15年に屋根を修復)であります。
鎮守として薬師如来・荼吉尼尊天・聖観世音菩薩・十二支守本尊をお祀りしています。
所在地※
〒444-0104