手長神社
諏訪大社 上社 末社

鎮座地
〒392-0003
投稿日:訪問日:評価:4.5 “手長神社”八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説にて大蛇に生贄として娘を取られそうになったご両親のうち母親を祀る神社
娘とは日本神話界屈指の美女神「櫛名田比売/クシナダヒメ」
あまりに美しいので彼女を助けるべく日本神話界屈指の暴れん坊「須佐之男/スサノオ」が大蛇退治に買って出るというお話です
という事でここの御祭神はそんな美女神クシナダヒメの母親のテナヅチ
書き方は
手摩乳命 古事記では手名椎命と書きます
記紀ではこの夫婦は、クシナダヒメを救うために尽力し、スサノオに対して深い感謝の念を抱いていたと伝えられています
彼らの協力があったからこそ、クシナダヒメは生け贄の運命から逃れ、幸せな結末を迎えることができました
また一方で「手長彦神」という別名も持ち諏訪大社の御祭神「建御名方神/タテミナカタ」の家来ともされています
実はタテミナカタが諏訪大社に祀られる以前からこの地で信仰されていた神であり、同じくこの地に元々いた土着神「洩矢神/モリヤノカミ」と共にタテミナカタと戦ったという話もあります
その手は異常に長く巨人であったともされているようですが、中世頃まで給仕者や従者を意味していた「てなが」という言葉が先にあったことが転じて手長神になったとの説もあるようです
ちなみにクシナダヒメとスサノオはその後結婚し、家計図によるとその7代先にタテミナカタが産まれています
つまりテナヅチは諏訪神社御祭神のひいひいひいひいひいひいおばあちゃんに当たるんですね
では戦ったというのは・・?
(・・?
神社の由来はいろんな解釈があって本当に面白いですね
【社格】
諏訪大社上社末社
【由緒】
不明
元は桑原郷という集落の総鎮守で、夫の「足摩乳命/アシナヅチ」と共に祀られていました
後の鎌倉時代に桑原郷が上桑原と下桑原に分けられた際、下桑原に手摩乳命を祀る手長神社が、上桑原に足摩乳命を祀る足長神社が作られたそうです
夫婦分かれちゃったんですね・・ (/ω\*)ウゥ…
【御朱印】
社務所で書いてもらえます 500円
月毎デザインが変わるかわいい手長のキャラクターのスタンプが一緒に押されます







