足長神社
鎮座地
〒392-0012
口伝一覧 全1件
投稿日：訪問日：評価：5“足長神社”八岐大蛇(ﾔﾏﾀﾉｵﾛﾁ)伝説にて大蛇に生贄として娘を取られそうになったご両親のうち父神を祀る神社
娘とは日本神話界屈指の美女神「櫛名田比売/ｸｼﾅﾀﾞﾋﾒ」
あまりに美しいので彼女を助けるべく日本神話界屈指の暴れん坊「須佐之男/ｽｻﾉｵ」が大蛇退治に買って出るというお話です
という事でここの御祭神はそんな美女神クシナダヒメの父神「アシナヅチ」
書き方は
足摩乳命 古事記では足名椎命と書きます
記紀ではこの夫婦は、クシナダヒメを救うために尽力し、スサノオに対して深い感謝の念を抱いていたと伝えられています
彼らの協力があったからこそ、クシナダヒメは生け贄の運命から逃れ、幸せな結末を迎えることができました
また一方で「足長彦神」という別名も持ち諏訪大社の御祭神「建御名方神/ﾀﾃﾐﾅｶﾀ」の家来ともされています
実はタテミナカタが諏訪大社に祀られる以前からこの地で信仰されていた神であり、同じくこの地に元々いた土着神「洩矢神/ﾓﾘﾔﾉｶﾐ」と共にタテミナカタと戦ったとされています
その足は異常に長く巨人であったともされているようです
ちなみにクシナダヒメとスサノオはその後結婚し、家計図によるとその７代先にタテミナカタが産まれています
つまりアシナヅチは諏訪神社御祭神のひいひいひいひいひいひいおじいちゃんに当たるんですね
では戦ったというのは・・？
(・・?
神社の背景はいろんな解釈があって本当に面白いですね
(｡-∀-)
拝殿、舞屋、本殿とも有形文化財に指定
特に舞屋に施されている彫刻は見事で何気に両端に彫られている獅子の足はほんのり長くなっています
(￣ー￣)
山の奥に登っていくと３と４の御柱が見られます
【社格】
諏訪大社上社末社
【由緒】
不明
元は桑原郷という集落の総鎮守で、妻の「手摩乳命/ﾃﾅﾂﾞﾁ」と共に祀られていました
後の鎌倉時代に桑原郷が上桑原と下桑原に分けられた際、下桑原に手摩乳命を祀る手長神社が、上桑原に足摩乳命を祀る足長神社が作られたそうです
夫婦分かれちゃったんですね・・ (/ω＼*)ｳｩ…
【御朱印】
近くの八剱神社の宮司さんがここの兼務なのでそこで手に入ります
500円 宮司さんがいないと書置きが置かれているようです
【駐車場】
無し
階段下に2台ほどギリ置けるスペースが