上祖師谷カミソシガヤ神明社シンメイシャ

挿絵

鎮座地

〒157-0065 東京都トウキョウト世田谷区セタガヤク上祖師谷カミソシガヤ4-19-24

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平均評価(1件中): 5
  • 投稿者飛熊Z
    (125件)
    投稿日:訪問日:
    評価:5“上祖師谷神明社”

    祭神は天照皇大神で相殿として倉稲魂命をまつる。創建縁由については不詳であるが,古老口碑によれば元禄年開(1688-1703)に造られたもので,そのむかし給田川流域を中心として水田が開かれた頃より上祖師ケ谷村の氏神として村人に崇拝され信仰を集めてきた神社であるといわれている。
    境内には享和元年(1801)九月建立の石燈籠と文久元年(1861)建立の手洗石がある。「新編武蔑国風土記稿」上祖師ケ谷村の神社の項に「神明宮 除地一段八畝十歩 村ノ中程ニアリ。本社一間四方南向。前ニ十五級ノ石階アリ。イツノ頃ヨリレルト云コトハ伝ヘズ。村内安穏寺ノ持。」とある。いずれにしても古い歴史をもつ神社であることがわかる。
    現在の社殿,社務所,石鳥居などは昭和42年に改築したもので社殿は鉄筋コンクヲート造の荘厳なものである。例祭は10月1日におこなわれている。
    神明社には境内神社が多く厳嶋社・三峯社・諏訪神社・秋葉神社・稲荷社が合祀されている。その一つである厳嶋社は祖師谷1丁目1,207番地にあったものを三峯社とともに昭和42年に合祀したものである。以前は雨乞いの神として弁天さまをまつり土地の人々によって雨乞いの行事もおこなわれていたという。(せたがや社寺と史跡より)