白旗神社シラハタジンジャ

挿絵

鎮座地

〒248-0004 神奈川県カナガワケン鎌倉市カマクラシ西御門ニシミカド2-1-24

  • 投稿者飛熊Z
    (125件)
    投稿日:訪問日:
    評価:5 “西御門白旗神社”

    この地に源頼朝公の墓所を守る法華寺があが、その霊を祀っていたが、明治初年の神仏分離令施行に伴い法華堂は撤去され、明治五年十月白旗神社が建立され、頼朝公の神霊を奉斎したのが始めである。
    法華堂は頼朝公生前の持仏堂で、その創建は頼朝公奥州入りの文治五年(一一八九)八月八日、専光坊により立柱式が執り行われた事が『吾妻鏡』に見える。頼朝公の死後はその墓堂となり、本尊に正観音像(髻観音)が安置されていた。鎌倉幕府は鶴岡八幡宮、勝長寿院(源氏の氏寺)と共に三大寺として尊崇した。足利時代以降衰微し、江戸時代には鶴岡供僧相承院が兼務し、明治に入りて前述の如き当社の濫觴に至る。
    然しながら頼朝公を白旗大明神として祀ったのは相当古く、応安六年(一三七三)十一月十五日西御門の報恩寺(廃寺)境内に洞が祀られていたと記録にある。
    明治に建立された当社は、その後関東大震災による修覆があり、昭和四十五年には頼朝公報恩会の発願により現在の如き結構をみた。元無格社で雪ノ下区の氏神社であり、石段上には鎌倉石の多層塔に改められた頼朝公の墓があり参詣者も多い。(神奈川県神社誌より)
    https://tesshow.jp/kanagawa/kamakura/shrine_nishimikado_shirahata.html