弘前ヒロサキ八坂神社ヤサカジンジャ

口伝 全1件

• 福眞睦城
  （5件）
  投稿日：2020年9月13日訪問日：2020年8月

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  現在の八坂神社は常住神職はいない。市内他神社の兼帯管理になっている。例祭の前夜祭(宵宮・よみや）と例大祭当日のみ神職・氏子等が入っての神事等が営まれるだけになっている。かつて、江戸時代にはこの地には大円寺というお寺があって、その境内社として、近くの鍛治町等の飲食業関係者による勧請で成立した。明治の神仏分離令によって牛頭天王は寺院へ移されて、素戔嗚尊を主祭神とする八坂神社に改められている。なお、大円寺は維新によって近隣大鰐町へ移転させられ、跡地には弘前八幡宮別当寺の最勝院が入った。これによって、神社と寺院の継続性、関係性は分断されてしまい、最終的には現在みられるような同一敷地内に存在する二者の間には高い塀が回されてその断絶制を可視化している。なお、かつての主尊牛頭天王像は最勝院護摩堂に安置されている。