赤羽アカバネ八幡神社ハチマンジンジャ

挿絵

鎮座地

〒115-0053 東京都トウキョウト北区キタク赤羽台アカバネダイ4-1-6

口伝一覧 全1件

平均評価(1件中): 4
  • 投稿者神崎 悟
    (56件)
    投稿日:訪問日:
    評価:4“目立つのに行きにくいのが難…”

    JR赤羽駅の北西に鎮座する赤羽の総鎮守で、高台に在るのでホームからも視認できますが、
    実際にお参りするのは存外大変です。
    まず入口が判りにくく、知らずに行こうとすると、なかなか見つからないでしょう。
    本社は新幹線の高架とJRの線路とに挟まれた高台に位置し、
    入口は西側から高架をくぐった先にあるため、規模のわりに目立たないのが難点です。

    無事に入口を見つけられても、その先の階段が次なる難関です。
    この界隈は赤羽台の名前が示すとおり、新河岸川の河岸段丘が東西にそびえており、
    その東端に位置する本社も。周囲との高低差が半端ではありません。
    バリアフリーそっちのけの長大な階段は、足腰の弱い参拝者の心を容赦なく折ってくれます。
    一応、高架西側に車両用の坂もありますが、
    こちらも非常に勾配がきつく、女坂などと形容できるレベルではないので、
    自信のない方はハイヤーを頼んだほうが賢明かもしれません。

    それらの困難を乗り越えて辿り着く境内は、台地上とは思えない広壮さで、
    社殿の規模、末社の数などから、総鎮守の威容を充分に感じられます。
    また、高台にあるため眺望も良く、南側の展望台から絶景を楽しめます。

    社歴としては平安時代初期にはすでに存在していたらしく、
    坂上田村麻呂・源頼光・源頼政・太田道灌といった錚々たる武将が再建に関わり、
    勝負事に強い神として、受験生やスポーツ選手などからの信仰を集めています。