名称
羽田 航空神社

鎮座地
〒144-0041
投稿日:訪問日:評価:3 “空の安全を祈願するも、非常に目立ちません…。”羽田国際空港の第1旅客ターミナル1階、郵便局の裏手に位置しますが、
案内板にも記されていないため、事前情報がないとおいそれとは見つけられません。
ターミナル中央より若干北ウイング寄りの、郵便局隣のカフェとトイレの間に通路があり、
その案内表示にのみ神社の存在を言及していますが、普通は見落とてしまうさりげなさです…。
空の旅の安全を祈願するために参拝するのがお薦めですが、その成立には複雑な経緯があります。
そもそも羽田空港の地はもともと穴守稲荷神社の境内で、
戦後GHQが当地を空港予定地として強制収用した際、その社地の扱いも難問でした。
本殿の旧地(現在の国際線第3ターミナルの周辺)は空港の民営化後、
その頑丈さで撤去を免れた大鳥居を除いてターミナルビルへと姿を変え、
ビル屋上に「穴守稲荷空港分社」が奉斎され、のちに航空安全祈願の「羽田航空神社」も勧請されました。
平成に入って空港の大規模化に伴い、沖合を埋め立てて国際線・国内線の分担を図った際、
メインのターミナル機能を現在の第1・第2ターミナルへ移すことになり、
空港分社は穴守稲荷境内へ合祀、航空神社は第1ターミナルへ遷座され、一般参拝も可能となりました。

