羽田ハネダ航空神社クウコウジンジャ

挿絵

鎮座地

〒144-0041 東京都トウキョウト大田区オオタク羽田空港ハネダクウコウ3-3-2 第1旅客ターミナル

  • 投稿者神崎 悟
    (56件)
    投稿日:訪問日:
    評価:3 “空の安全を祈願するも、非常に目立ちません…。”

    羽田国際空港の第1旅客ターミナル1階、郵便局の裏手に位置しますが、
    案内板にも記されていないため、事前情報がないとおいそれとは見つけられません。
    ターミナル中央より若干北ウイング寄りの、郵便局隣のカフェとトイレの間に通路があり、
    その案内表示にのみ神社の存在を言及していますが、普通は見落とてしまうさりげなさです…。

    空の旅の安全を祈願するために参拝するのがお薦めですが、その成立には複雑な経緯があります。
    そもそも羽田空港の地はもともと穴守稲荷神社の境内で、
    戦後GHQが当地を空港予定地として強制収用した際、その社地の扱いも難問でした。
    本殿の旧地(現在の国際線第3ターミナルの周辺)は空港の民営化後、
    その頑丈さで撤去を免れた大鳥居を除いてターミナルビルへと姿を変え、
    ビル屋上に「穴守稲荷空港分社」が奉斎され、のちに航空安全祈願の「羽田航空神社」も勧請されました。
    平成に入って空港の大規模化に伴い、沖合を埋め立てて国際線・国内線の分担を図った際、
    メインのターミナル機能を現在の第1・第2ターミナルへ移すことになり、
    空港分社は穴守稲荷境内へ合祀、航空神社は第1ターミナルへ遷座され、一般参拝も可能となりました。