三之御前社

鎮座地
〒420-0837
投稿日:訪問日:評価:4 “三之御前社”★歴史の名匠、大工八郎兵衛が手掛けた美しき社★
【御祭神】
宗像三女神 ムナカタサンジョシン
・多紀理比賣命 タゴリヒメ
・市木島比賣命 イチキシマヒメ
・多紀都比賣命 タギツヒメ
天照が噛み砕いた剣より産まれたという壮絶な生立を持つ三女神
「道」の最高神で交通安全祈願にご利益があるとされています
しかしながらここの神社の名前は『三之御前』ですね
三之御前は浅間第三御子神の事であり
浅間=木花之佐久夜毘売 コノハナサクヤヒメ の三男坊火遠理命 ホオリノミコトにあたります
ちなみに火遠理命は初代天皇神武天皇のおじいちゃんであり、昔話『海幸彦山幸彦』の山幸彦さんですね
なぜ社名の方が御祭神ではないのでしょう?
(・・?
一説に天保時代(1830-44)の神主さん中村靱負が
『お隣りの八幡村の八幡宮は宇佐八幡宮を勧請した社。宇佐八幡と言えば宗像三女神なのでうちにもきっと宗像さんが来てくれているはず』
と隣のよしみ的発想で祭神をお決めになり、今に受け継がれていると言われています
尚、第三御子社は葵区や富士宮市の浅間神社にも祀られておりますので是非ご参拝を
一見この社はあまり大きくなくどこにでもありがちな地元の神社
ですが度尺の恰好が良いと宮大工界隈ではすこぶる評判のようで、新たに社を造る際には必ずこの社を規範としていた模様
そんな社をはるか昔に造った方は横田町の大工八郎兵衛という者
八郎兵衛は事を成すことが速やかで且つ効率的であった為、そこから駿府では物事がすみやか成ることを、『八郎兵衛拵え(こしらえ)』という諺として言い習わしたのだとか
話によると八郎兵衛の手の跡がはこの社に残ってようです
(。-∀-) ニヒ








