岐佐神社

鎮座地
〒431-0211
口伝一覧 全1件
投稿日:訪問日:評価:5“岐佐神社”【御祭神】
蚶貝比売命 キサカヒヒメ
蛤貝比売命 ウムカヒヒメ
蚶貝比売は赤貝を蛤貝比売は蛤を神格化しているようです
貝の神様という事で漁業の神
また共に大国主(ダイコク様)を治療したことにより蘇り・看護の神ともされています
昔話『因幡の白兎』の主人公である大国主命/オオクニヌシノミコト
兄神たちと超絶美人神八上比売/ヤガミヒメに求婚しに行くのですが、白兎を救った心優しい大国主が兄神たちを姫をゲットします
これに兄神たちは激怒
大国主命に赤い猪を捕まえる様命じた後、山の上から赤い猪に似せた真っ赤に焼いた大石を大国主命目掛けて転がし大火傷を負わせ殺してしまうのでした
これに悲しんだ大国主の母神が天の神に助けを求め、この神社の御祭神 蚶貝比売命と蛤貝比売命が降臨します
蚶貝比売は赤貝を削って粉を集め、蛤貝比売命は蛤の出す汁でその粉を溶き、その薬を大国主の体に塗るとなんと蘇るのでした
尚、この時大国主を殺した大石は赤石として岐佐神社の拝殿西側に祀られています
殺人・・いや殺神石ですね
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
尚、古事記の中でここにしか登場しない貝の神様
日本中探しても数社しか祀られていない激レア神です
ではなぜここに鎮座しているのでしょう?
この地域では古くからキサガイがよく採れたことで知られています
また江戸時代の舞阪宿では蛤が名物でした
そのことより漁業の神として貝の神様を祀るようになったと言います
今から520年ほど前、明応大地震でこの辺りは一辺海に流されてしまいました
残った堆砂の丘の上に小さな神祠が流れ着いており、そこには「敷智郡岐佐神社」と書かれていたそうです
その場所が現岐佐神社が鎮座されている場所だったという事です
