名称
横山 八幡神社

鎮座地
〒431-3764
投稿日:訪問日:評価:3 “八幡神社”【突如消えた幻の祭礼】
猿、翁などの田楽面を用いた田楽(田遊び)という神事芸能が明治初期まで同神社で行われていました
江戸時代後期に内由真龍(またつ)と言う方が著した『遠江国風土記伝』によれば、神事は正月2日から15日まで続いたといいます
それが段々と日数が縮まり最終的には正月7日の1日のみ開催となり、それも明治7年(1874)に突如途絶え以後起こなわれなくなったようです
このことから今では「幻の祭礼」と呼ばれるようになり、使用されていた田楽面や鈴は同じ天竜区内にある内山真龍資料館に保管されています
特に面は彫刻としての価値も非常に高いそうで、平成7年3月29日浜松市の指定有形民俗文化財に指定されました
尚、この内山真龍資料館には
『横山八幡神社懸仏/よこやまはちまんじんじゃかけぼとけ』
(平成7年3月29日浜松市指定有形文化財(工芸品)指定)
という銅など円板上に仏の鋳像を表し神社の内陣に掛けて信仰対象にしたものも8枚展示されています
田楽が廃絶された事情は明らかではありませんが、静岡文化芸術大の二本松康宏教授らが現在解明に乗りだしているとの事
大学のお偉いさんが動くほどすごい神事だったんでしょうね
(;^_^A
どうやら明治維新後の神仏分離政策が背景にあるらしいですが未だ詳細不明だそうです
ご存じの方がいらっしゃいましたら是非二本松教授へご連絡を
( ̄ー ̄)ニヤリ






