木之宮神社キノミヤジンジャ

★飲みすぎ注意！木の宮さんの戒めの教え★


【御祭神】
杉桙別命/ｽｷﾞﾎｺﾜｹﾉﾐｺﾄ

スギホコワケは全国のキノミヤ信仰の神社に祀られる神様

熱海に総本山があります

木の宮さんと呼ばれる神様ですが、才気あふれる美男子ながら酒好きで荒々しい性格の神様でした

ある晩、狩りの成功を祝って宴を開いた際、酔いつぶれていた木の宮さんは耳をつつく何者かに気づきます

怒って起きると、それは小さなホオジロの鳥でした

同時に周囲が火の海であることに気づき、不注意から生じた火災に慌てて逃げ延びます

この危機を知らせてくれた小鳥のことを思い出し、木の宮さんは深く反省しました

その後、大好き酒を断ち、そして大好きな焼き鳥を食べるのもやめて心を改め、人々から敬愛される神様となりました


と言う方なのですが伊豆地方ではこの話は小鳥の群れが自身の羽に着いた水滴で火を消したとなっています

参照：ふるさとの昔話　富士市発行