阿字神社

鎮座地
〒417-0015
投稿日:訪問日:評価:3 “阿字神社”★富士に伝わるハッピー&バッドエンド★
沼川と和田川(生贄川)が合流する場所を「三股淵」と言いました
かってこの淵には竜蛇が住まい、少女を生けにえとしてささげていた、という伝説があり「生贄淵」とも呼ばれてたようです
ですがこの話はどうやら複数のお話があるそうです
享保18年(1733)姉川一夢によって書かれた東海道吉原宿近辺の地誌)に『田子の古道』では
ある年、生贄用に捕らえられた7人の神女のうち、最も若い「おあじ」が人身御供として選ばれました
ですが富士浅間宮の神力で大蛇が鎮まった為、命は救われたと言います
しかし、それを知らない残りの6人の神女はおあじの事を思い自ら命を絶ってしまうのでした
命が残ったおあじはその後6人を追うのですが自死したことを知り自らも後を追と言う悲しいお話です
その後6人の神女を祀ったのがここ六王子神社、そして「おあじ」を祀ったのが鈴川町にある阿字神社であると伝えられています
一方、文政3年(1820年)新宮高平によって書かれた駿河国の地誌『駿河記』では、6人の巫女が生贄になる運命を回避し、代わりに神楽を舞って大蛇を鎮めたのが六王子神社の由来として描かれています
まさにハッピーエンドとバッドエンドの話ですね
・・と書きましたが正確に言うとその神社はここよりさらに公園の奥100mほど行った場所に(奥院)として鎮座しています
ここは(里宮)であり田子の浦港が出来た時に、「水の神様」として港と地元民を護る為、後から新しく作れた神社なのでした
尚、お賽銭を入れる個所が見当たりません
水の神様はどうやら無欲のようです (。-∀-)
駐車場:公園の駐車場あり(トイレ隣接)
御朱印:ここでは見当たりませんでした










