名称
諏訪神社

鎮座地
〒412-0035
口伝一覧 全1件
平均評価(1件中): 3
投稿日:訪問日:評価:3“諏訪神社”昔中山に住んでいた吾助じいさん
彼は加古坂峠を越え甲州(山梨県)へ荷を運ぶのが仕事でした
ある日馬の荷のバランスを取るため偶然拾った石を使っていたのですが、中山村に入った途端なぜかバランスがとれなくなり、その石を道端に置いていきました
その後その石は、座った者の病気を治したり、暴れ牛をつまづかせて止めたりとなぜか大活躍
よほどの神様が宿っているに違いないと徐々に村人の信仰を集めるようになっていきます
するとあの石はもともと信州(長野県)にあったものを誰かが加古坂まで運んできて、それを吾助じいさんが偶然中山まで運んできたに違いない、と考えられるようになりました
信州といえば諏訪神社
と言う事で村人は立派は本殿を建てお諏訪さんとして石を厚く祀るようになるでした
その年の秋、村を大きな台風が襲います
不思議な事に村には大きな被害は出ませでしたが、なぜか諏訪神社の屋根だけが吹っ飛んでいるのでした
きっと身代わりになってくれたんだと、すぐに屋根を修復しますが、その後ちょっとの風でも屋根が吹っ飛ぶようになっていきます
お諏訪さんはきっと屋根がお嫌いなんだ
そう思った村人はそれ以降本殿に屋根は作らず、村は平和が続いたようです
と長々と書いた理由でこの神社本殿(拝殿の裏にある社屋)には屋根がありません!
以前は木製で10年毎に建て替えていたようですが、現在は石の柱に変えられています
