土肥神社

鎮座地
〒410-2400
投稿日:訪問日:評価:4.5 “土肥神社”★願いごと 木のあいだから すり抜けて★
古代から土肥の地を見守り続ける総鎮守であり、その歴史は平安時代以前にまでさかのぼるほど古いといわれています
御祭神は豊御玉命/トヨミタマノミコト
相殿に仁徳天皇/ニントクテンノウ、さらに益田別命/マスダワケノミコトなどを祀り、かつては「土肥大明神」と称されていました
『延喜式神名帳』(927年に編集された最古の神社リスト)にリストアップされている超絶古参の神社であり、平安時代からあったとされます
この神社が現在の姿をとるようになったのは、建久6年(1195)に土肥城主・富永氏が鎌倉の鶴岡八幡宮から八幡神を勧請し、若宮八幡宮を相殿に祀ったことによります
以来、土肥神社は八幡宮としての性格も色濃く残し、地元では親しみを込めて「はちまんさん」と呼ばれているようです
境内に一歩足を踏み入れると、まず出迎えてくれるのは推定樹齢千年を超える巨大なクスノキ
その高さはおよそ16m、幹周りは11mにも達しもはや神そのもののような風格を漂わせています
しかもこのクスノキ、隣のイヌマキの木とまるで恋人のように寄り添いながら成長しており、二本の木の間を願いを込めてくぐると願いが叶うという、ロマンチックな言い伝えまであるそうです
縁結び、学業成就、商売繁盛など、どんなお願い事も受け止めてくれそうな包容力を感じますね
( ̄ー ̄)ニヤリ
昭和33年(1958)には社殿が再建され、切込み接ぎの技法で組まれた美しい石垣とともに、凛とした姿で参拝者を迎えています
社殿前には表情豊かな狛犬が鎮座し、それぞれ足元にはちょっとした“個性”があるので、見比べてみるのも楽しいポイントです
秋の例大祭は土肥神社のハイライト
毎年10月に行われるこの祭りでは、屋台の曳き回しや土肥太鼓の奉納、さらには流鏑馬を模した神事も披露され、普段は静かな境内が一気に熱気に包まれます
伊豆水軍ゆかりの地らしく、勇壮な太鼓の響きが夜の町にこだまし、海風とともに祭りの興奮を運んでくれます
また、1月上旬には早咲きの「土肥桜」が境内を彩り、一足早い春の訪れを感じさせてくれます
宮司さん曰く土肥桜の方が河津桜より早く咲き、且つ長く楽しめるとの事
ただ誰もそれを発信していないので知名度が圧倒的に低いと嘆いておられました
(/ω\*)ウゥ…









