名称
千代田 稲荷神社

鎮座地
〒150-0043
投稿日:訪問日:評価:3 “由緒正しいのに周囲の雰囲気が…”千代田稲荷はもともと千代田郷(現在の皇居周辺)の鎮守で、江戸城を築城した太田道灌が城の守護に城内へ勧請したのが始まりで、江戸幕府成立時には城内の紅葉山に祀られていました。のち江戸城の拡張工事に伴い、現在の宮益坂付近に遷座され、それがさらに道玄坂付近へ移されたのが現在の姿です。
和宮皇女が将軍家茂に降嫁するために東下した際にも霊験があったという由緒正しい神社ですが……なにぶん現在は周囲がラブホテル街となっており、雰囲気があまりよろしくありません。場所も判りにくく、正確な位置を知らずに探し回るのは精神的にもしんどいものがあります……。
ちなみに千代田稲荷は、江戸末期には江戸三座の一つ・市村座の店先に分社が勧請され、明治以降に劇場は廃れていったものの、社殿は現在も台東区台東1-13-1に残っています(こちらもかなり判りにくい位置に在ります)。千代田区麹町に在る千代田稲荷は、由来が全く別のようです。




