金龍山コンリュウサン信松院シンショウイン

挿絵

所在地

〒193-0931 東京都トウキョウト八王子市ハチオウジシ台町ダイマチ3-18-28

  • 投稿者神崎 悟
    (56件)
    投稿日:訪問日:
    評価:4.5 “歴史の光陰を垣間見る名刹”

    開基の信松尼は俗名を松姫といい、かの戦国武将・武田信玄の四女に当たります。
    織田信長の三男・信忠と婚約関係にありましたが、
    兄・勝頼が信長と敵対したことで、破談となった悲話があります。
    やがて一族の大半が織田方に寝返る中、松姫の実兄である仁科盛信は最後まで勝頼に味方し、
    信州高遠城で皮肉にも信忠軍に攻められ、奮戦むなしく壮絶な最期を遂げました。
    (信忠も同年、本能寺の変で父・信長と共に明智光秀に討たれています)
    落城前に松姫ら一部の者は落ち延び、無事に八王子へ辿り着くと、
    松姫は出家して信松院を建立し、一族郎党の菩提を弔ったのでした。
    桜の名所・高遠城趾と共に訪れ、歴史のロマンに浸ってみるのも一興でしょう。