東京 大田区

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地域の祭り・行事一覧(2025年度)※
地域の新着口伝
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北野神社|大田区23区内最南端の神社
第一京浜が玉川を渡る六郷橋の北西詰めに在り、東京23区内では最南端の神社となります。
このような僻地に天神様を祀っているのも違和感がありますが、
これは当社を一名「止め天神」と呼ぶ由来とも関係しています。
当地にはかつて将軍の剣術指南役を務めた柳生家の馬別当の屋敷がありましたが、
八代将軍・徳川吉宗公の乗馬が突如暴れて、あわや落馬というときに、
馬術にも霊験あらたかとされる天神様の御加護で難を逃れたという伝説にあやかって、
柳生家が「落馬を止める神」として祀ったということで、
現在でも「落ちるのを止める」として、受験生が合格祈願に訪れるといいます。
旧東海道の時代には当地の橋はほとんど架けられず、専ら渡し場で通行していましたが、
往時には渡し船を待つ多くの旅客が参拝していたことでしょう。
鳥居右手には「六郷の渡し」跡に関する銘板もあります。
(明治期に一時架けられた木造の六郷橋の親柱は、六郷神社境内に安置されています) - 投稿日:訪問日:
羽田航空神社|大田区空の安全を祈願するも、非常に目立ちません…。
羽田国際空港の第1旅客ターミナル1階、郵便局の裏手に位置しますが、
案内板にも記されていないため、事前情報がないとおいそれとは見つけられません。
ターミナル中央より若干北ウイング寄りの、郵便局隣のカフェとトイレの間に通路があり、
その案内表示にのみ神社の存在を言及していますが、普通は見落とてしまうさりげなさです…。
空の旅の安全を祈願するために参拝するのがお薦めですが、その成立には複雑な経緯があります。
そもそも羽田空港の地はもともと穴守稲荷神社の境内で、
戦後GHQが当地を空港予定地として強制収用した際、その社地の扱いも難問でした。
本殿の旧地(現在の国際線第3ターミナルの周辺)は空港の民営化後、
その頑丈さで撤去を免れた大鳥居を除いてターミナルビルへと姿を変え、
ビル屋上に「穴守稲荷空港分社」が奉斎され、のちに航空安全祈願の「羽田航空神社」も勧請されました。
平成に入って空港の大規模化に伴い、沖合を埋め立てて国際線・国内線の分担を図った際、
メインのターミナル機能を現在の第1・第2ターミナルへ移すことになり、
空港分社は穴守稲荷境内へ合祀、航空神社は第1ターミナルへ遷座され、一般参拝も可能となりました。 - 投稿日:訪問日:
穴守稲荷神社|大田区平和祈念を社歴で体現する名社
創立は文化年間と存外歴史は浅いですが、
明治期には南対岸の川崎大師と並び称されるほどの隆盛を誇り、
現在の羽田空港の地に広大な敷地を有し、参拝の足が絶えなかったといいます。
しかし太平洋戦争での敗戦後、羽田の一帯はGHQにより空港の予定地とされ、
全住民を48時間以内に強制退去させる暴挙を行ない、穴守稲荷の境内地も大半が接収されました。
その際、穴守駅前の大鳥居も撤去される予定でしたが、あまりの頑丈さに工事はことごとく失敗し、
地元では「稲荷様の祟り」とまことしやかに囁かれ、半世紀にわたり放置されていました。
(現在は空港へ続く弁天橋の東詰へ移転されています)
その後、熱心な崇敬者たちの手によって徐々に再建されていき、
戦前の規模には劣るものの、見事な復興を遂げて現在に至ります。
その社歴を振り返ると、平和の大切さを改めて実感できることでしょう。
地域の記事
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