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来 月内 容神社・寺院
1月5日(月)例祭⛩熊野神社

地域の新着口伝

  • 投稿者かかし
    (142件)
    投稿日:訪問日:
    ⛩山宮浅間神社|富士宮市 “山宮浅間神社”

    ★建てないという、究極の建築美★


    山宮浅間神社には、本殿がありません
    建物の代わりに石が整然と並べられており、訪れる方の多くが首をかしげること間違いなしの雰囲気

    実はこの状況には、長年にわたる人と自然の静かな攻防の歴史があるようです

    かつて、「神社に本殿がないのは不自然ではないか」との声が村で上がり、村人たちは協力して、富士山から木を伐り出し、本殿の建設に取りかかりました

    労力を尽くしてようやく棟上げ式を迎えた矢先、その晩に突風が吹き荒れ、本殿は一夜にして倒壊してしまいました

    それでも村人たちは気持ちを切り替え、再び木を伐り出し、本殿の再建に挑みます

    ですがまたしても棟上げ式の晩に激しい風が吹き、建てたばかりの本殿は倒れ、今度は村の家々にまで被害が及ぶのでした

    このような出来事がたびたび繰り返されたため、次第に村人たちは
    「本殿を建てること自体が風の神の意に背いているのではないか」
    と考えるようになります

    以来、「山宮浅間神社に本殿を建ててはならない」という言い伝えが生まれ、本殿は再び造られることなく、現在に至っております

    その結果、山宮浅間神社は非常に風通しの良い構造を保ったまま、自然との絶妙な距離感を維持しています

    建築的には極めてミニマルでありながら、神域としての重みは失われていない

    むしろ、必要以上のものを持たないという神聖さが漂っているようにも感じられる神社だったりするようです


    浅間神社と言えば大宮にある本尊が有名

    しかし実は一番初めに出来たのはここ山宮だと言います

    ゆえにここは全国に1300ある浅間神社の中で一番古いものということになります


    山宮から大宮に浅間神社を移したのは、坂上田村麻呂

    実は山宮浅間は富士山頂上とここ山宮を結んだ直線上に作られています
    サクヤヒメは春と秋にこのルートを行き来するといいます

    このことを山宮御神幸/ヤマミヤゴシンコウと言い、通るルートが御神幸道/ゴシンコウドウです


    そこにはサクヤヒメが迷わないよう1丁目ごとに石碑が立てられました
    これが丁目石で49丁目まで今でも道端にたっているようです


    ウォークラリーみたいに辿ってみるのもいいかもしれませんね

  • 投稿者かかし
    (142件)
    投稿日:訪問日:
    ⛩若之宮浅間神社|富士宮市 “若之宮浅間神社”

    ★海山彦山幸彦神話の登場神★

    別名若之御前とも一王子社とも称される神社

    浅間大社の摂社として古代より信仰され、社伝によれば慶応3年(1867)の本社末記に若之宮神社と記録されたとなっています

    150年以上の歴史がありますね

    富士山を背に拝殿は建っており三方向に鳥居が建立されています

    真っ赤な拝殿がなんとも印象的な神社です

    【御祭神】
    火照命 ホデリノミコト

    富士山の神様にして日本神話界屈指の美人神『木花之咲耶姫命/コノハナサクヤヒメ』の第一王子です

    サクヤヒメは産屋に火をつけ火中で三神産みます

    ・火が初めに明るくなったときに火照命
    ・火が盛んな時に火須勢理命 ホスセリノミコト
    ・火の衰えた時に火遠理命 ホウリノミコト

    長男のホデリと三男のホウリは生まれながらに各々釣針と弓矢という「幸」を持っていました

    そこでホデリは海幸彦、ホウリは山幸彦と呼ばれるようになりあの昔話へ繋がっていくのです

    尚、ここにはホデリがいらっしゃいますがホウリはここより西へ500mほど行った二之宮浅間神社にいらっしゃいます

    近くで仲良しそうですが昔話に中ではなかなかのイザコザを披露してくれています
    (;^_^A

    ちなみに次男のホスセリは産まれました記述があるだけで、その後のエピソードは何一つ無い悲しい神様です
    (´;ω;`)

    駐車場:あり
    御朱印:ここの南にある城山富士浅間神社で書置きを頂けます (500円)

  • 投稿者かかし
    (142件)
    投稿日:訪問日:
    ⛩二之宮浅間神社|富士宮市 “二之宮浅間神社”

    【海山彦山幸彦神話の登場神】

    二之宮浅間神社は古くからここ二之宮に鎮座、崇敬されていたお社

    一時期は富士山本宮浅間大社の摂社として本宮の境内にて尊崇されてきましたが、大正3年にこの地方の氏神として奉遷(神様を移す)され、『産土(うぶすな)神』(生まれた土地を守護しその地に生まれた人の一生を守護する神様)と信仰されて今日に至っています

    【御祭神】
    火遠理命 ホウリノミコト

    富士山の神様にして日本神話界屈指の美人神『木花之咲耶姫命/コノハナサクヤヒメ』の第三王子です
    浅間第三御子神ともよばれています

    サクヤヒメは産屋に火をつけ火中で三神産みました

    ・火が初めに明るくなったときに火照命
    ・火が盛んな時に火須勢理命 ホスセリノミコト
    ・火の衰えた時に火遠理命 ホウリノミコト

    長男のホデリと三男のホウリは生まれながらに各々釣針と弓矢という「幸」を持っていました

    そこでホデリは海幸彦、ホウリは山幸彦と呼ばれるようになりあの昔話へ繋がっていくのです

    尚、ここにはホウリがいらっしゃいますがホデリはここより東へ500mほど行った若之宮浅間神社にいらっしゃいます

    近くで仲良しそうですが昔話に中ではなかなかのイザコザを披露してくれています
    (;^_^A

    ちなみにサクヤヒメが産屋に火をつけた理由は夫のニニギに不貞を疑われたから

    それが何故放火に? なんて言っていたら古事記は読めませんよ
    ( ̄ー ̄)ニヤリ


    駐車場:神社脇にスペースあり
    御朱印:社務所無し 見当たりませんでした

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